腰痛には固い布団がいいか、柔らかい布団がいいか

■ 布団を床に敷いて寝た方がいいの?フカフカのベッドで寝た方がいいの?

 

腰痛と布団

腰痛ある人にとってはどっちがいいのか切実な悩みですよね。

 

先日こられた患者さんも
「床に布団引いて寝てるので痛くなるんかなぁ」
という悩みを抱えてらっしゃいました。

ちなみにこの方は、起床時のみの腰痛でお悩みでした。

 

固い布団がいいか、柔らかい布団がいいか、
なぜそうなのか、
僕なりの考えをまとめさせていただきました。

 

■ 僕は固い方を選びます。

旅行などへ行って宿泊先のベッドが柔らかくて起きたら腰が痛かった。

あなたは、そんな経験はありませんか?

 

僕はあります。

 

柔らかいと必要以上に腰が沈んでしまい腰痛を起こしやすくなるんですね。

かといって、床の上に直接はしんどいです。
短時間ならいけますが。

 

体の接地面が少ないので、圧がそこに集中してしまいます。

 

ずっと圧迫されてると、血流が阻害されます。
そうすると痛みやしびれを誘発しやすくなりますしひどい場合は床ずれを起こします。

 

寝返りをしたり、寝たきりの方の体の向きを変えるのはそれらを回避するためです。

 

■ 背骨のS字カーブの盲点

背骨のs字カーブ

背骨は、基本的には

頚部7個、胸部12個、腰部5個で計24個の椎骨という骨の重なりで出来ています。

 

そして、頚部はちょっと前に出て、
胸部はちょっと後ろに出て
腰部はちょっと前に出てます。

 

軽いS字状態。
これが、生理的弯曲といわれ、
重力に対して理想的なカーブとされています。

 

 

背骨のS字カーブ

これを寝かせてみるとこんな感じ。

 

模型なのでS字を保っています。

 

テレビの通販やインターネットで紹介されてる高級な寝具もこの、S字に着目して開発されているものが多いようです。

S字を保ちましょうと。

 

しかしここで、一つの疑問が浮かび上がります。

 

S字は立ってる状態での重力に対して最適なカーブです。

 

1枚目の写真は重力が頭方向からかかってますので理解できます。

が、

2枚目の写真。

重力、頭方向からじゃないですよね?

 

この状態で、はたしてS字を保つ必要はあるのでしょうか?

むしろ、不自然ではないでしょうか?

お腹側から重力かかってますから。

 

横向き、うつ伏せもそうですよね。

重力は頭方向からではないです。

 

頭方向からの重力に対する理想の形と
横方向からの重力に対する理想の形って同じだと思いますか?

 

単純に考えて違うのが普通ですよね。

 

S字をキープできる高級寝具で寝てもいまいち。。。
という方が居るのは
「寝てる時にはS字にこだわる必要はない」ということの現れではないでしょうか。

 

■ 一番楽な体勢で寝るのが最適

固い布団が寝心地いい人、
柔らかい布団がいい人

どちらも居ていいと僕は考えます。

 

ただ、固すぎたり、柔らかすぎるのは
腰だけじゃなく、体中に負担がかかってきますので適度な固さ、適度な柔らかさはあったほうがいいかと。

 

腰痛との関連も
しゃがんで痛い腰痛なのか
後に反らして痛い腰痛なのか
によっても、

固い方がいいのか、柔らかい方がいいのかが違ってきます。

 

大まかに分けると
しゃがんで痛い腰痛の場合、前屈がしんどいってことなので
腰が沈まない、固い布団の方がよいでしょう。

後ろに反らして痛い場合は
腰が沈んだ方が楽でしたら、柔らかい布団でいいと言えます。

 

このように、腰痛のケースによっても変わります。

 

■ 固いか柔らかいか以外での対策があります。

固い布団、柔らかい布団の選択も一つの方法ですが寝る時の対策は他にもあります。

 

例えば、
仰向けで寝る方は、足を少し高くしたり膝の下にクッションを入れ、軽く膝が曲がった状態で寝たり。

 

横向きの人は、膝の間にクッション挟んだり足首の下にクッション入れたり。

これだけでも寝心地かわります。

 

寝心地変わると、より深いリラックス状態となり自己回復力が盛んになります。

すると、腰痛も回復しやすくなります。

 

逆に、リラックスできないまま寝ると頻繁に目が覚めたり、起きたらだるかったり、自己回復力がきちんと発揮できなくなってしまいます。

 

腰痛には固い布団がいいのか、柔らかい布団がいいのかお悩みの方は
布団を買い替える前に、まずはご自身で「寝る体勢の工夫」をしてみて下さいね。

 

 

 

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